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会長挨拶 |
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一般社団法人旺玄会は、今年、第89回展を迎えます。新型コロナ感染症拡大の影響により、美術団体を取り巻く環境は大変厳しい状況となって来ております。
旺玄会におきましては、第86回展は中止。第87回展は巡回展会場で本展を分散した形で開催。そして昨年の第88回展については、展覧会と受賞式は予定通り行う事が出来ましたが、三密を避けるために懇親会は中止という状況でした。 この三年間、意識の低下により制作意欲を失くされた方も多くおられたように思いますが、逆にコロナに負けず画の探究を更に深められた方もおります。コロナ禍での開催は、それなりに意味深いものがあったよう感じました
団体展の健全な在り方としては、発表する場を設け、お互いに切磋琢磨して、制作した作品を持ち寄り、語り合い、共に学び成長して行くことであり、その過程で感性が磨かれ個性が確立されて行くものと思います。またお客様の反応も欠かす事が出来ません、会話は大切ですが言葉以上に一瞬の表情にも表われます。それも今は、マスクで隠され感じ取る事が出来ない状態にあります。
制作、発表、仲間、鑑賞者、その全てが原動力となって次の制作活動に生かされ、お互いに成長し合って行けるのが団体展の最大のメリットであります。 今年の第89回旺玄展は、出品者全員で、力作を持ち寄り、熱っぽく語り合う場を取り戻し、会員同士、そしてお客様との久しぶりの再会を果たし、元気な展覧会になればと思っております。
そして、今後も活気のある展覧会を継続するためには、多くの新人応募が必要であり、会としては新たな出品者を募集しております。既に会としては、第74回展以降、若手作家に対する年度会費減免等の優遇策を行っておりますが、賞に於いても文部科学大臣賞、東京都知事賞、旺玄会賞、新人賞・・・といった通常の賞の他、若手作家を対象としたSOMPO美術館賞、田澤八甲賞を設けております。
その他、11月に[2023旺玄展受賞作家選抜展]の開催を予定しております。これは新人作家の育成を目的とし、広く美術界に作家として紹介し、後押しするため企画されたものです。多くの新人作家が応募される事を期待しております。
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