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会長挨拶 |
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旺玄会は今年、第90回記念展を迎えます。
昭和8年(1933年)に旺玄社(のちの旺玄会)創立、上野東京府美術部に於いて第1回展を開催して以来、今年で90回目という大きな節目の年を迎える事になります。
諸先輩が幾多の困難を乗り越え築いてきた長い歴史と伝統を、これから、わたし達は未来へと繋いで行かなければなりません。
図らずも、2020年3月に新型コロナウィルス感染拡大により緊急事態宣言が発令された事により展覧会の中止等、コロナ禍の3年間は、団体、個人共、不自由な発表活動を余儀なくされました。更に高齢化が進んでいる中、この機会に退会される方も多く旺玄会に限らず、団体展にとって厳しい状況となっているようです。昨年の第89回旺玄展は、5月にコロナ感染症は「5類」に移行された直後、規制は解除されましたが再び感染の広がりが懸念される中での開催となりました。
今年は、コロナ禍から解放され第90回記念展に相応しい展覧会になるものと準備を進めております。
今年は改めて、旺玄会の長い歴史を振り返り、新たな飛躍を目指し、今、何をやるべきか考える機会とするため記念事業としては、キャッチフレーズ[伝統を未来に繋ぐ旺玄会]を掲げ、現所属作家の歴代の(文部科学大臣賞受賞作家)21名の作品、これからの旺玄会を担うであろう(新進気鋭作家)7名の作品の企画展示、そして、展示室に於いて来場者参加型による座談会、第1部=「旺玄会の90年の歴史と伝統を振り返る」第2部=「今後の旺玄会の未来を考える」と題し討論会等を予定しておりますと共に、会期は別として東京銀座、あかね画廊に於いて(田澤八甲賞受賞作家展) を記念事業の一環として企画されております。
所属員全員で「画の探究.我の調和」を大切に、第90回記念展が成功するように取り組んでおりますのでご期待頂きたいと思います。
旺玄会は作家を育てる目的から、抽象、具象、油彩、水彩、日本画、版画等、自由な作風を尊重し、一般から会員まで同じ土俵で審査を行います。そして受賞者を対象に、東京銀座の画廊に於いて、受賞作家選抜展等を通し行い、広く美術界に送り出す企画展も行っております。この機会に団体展に出品を予定している方がおりましたら、是非出品をお待ちしております。
今後共、ご指導ご支援、何卒宜しくお願い申し上げます。
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