公募美術団体 一般社団法人 旺玄会

公募美術団体 旺玄会は公募展「旺玄展」への出品者を募集しております。

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    絵画展に関するQ&A
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    私の絵画制作
    常任委員 中村章子
    常任委員 斎藤寅彦
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    常任委員 田中紘子
    常任委員 加藤良子
     

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    絵画展に関するQ&A
     絵画をより深く学ぼうという方のために、Q&Aのページを設けました。手始めに、これまで弊会サイトに寄せられたご質問とその回答を掲げましたので、ご参照下さい。この他にご質問がありましたら、文末にある質問箱に、ご記入下さい。質問によっては、会内の専門家間で協議する必要から、少々時間を頂くこともありますので、ご了承下さい。
    質問
     公募展に出品したいと考えておりますが、新型コロナウイルスの影響で、公募展が軒並み中止となり、目標を失っております。この状態は、いつまで続くでしょうか、また、私達はどうしたらよいでしょうか。
    回答
     新型コロナウイルスの今後については、誰もハッキリしたことはいえませんが、早期に完全終結と言うことは無いと思います。
     今は、どの公募美術団体も展覧会の開催に踏み切れないでおりますが、いつまでもそう言う状態を続けるわけには行きませんので、恐らく、来年の公募展は各団体とも開催に踏み切るものと思われます。
     旺玄会も来年5月の開催に向けて、着々と準備を進めております。コロナの影響が完全になくなっているとは考えられませんので、準備作業なり、展覧会の運営には、それなりの工夫が必要と思いますが、多くの主要な団体は、 開催に踏み切ると思われますので、作品制作の準備が必要です。
     どの団体も公募していない現在、出品される方にとって行き場のない焦りもあるかも知れませんが、この機会に自分の絵を見直し、より深化し、脱皮する絶好のチャンスかも知れません。
     また、すでに出品する団体が決まっている方もあるかと思いますが、この時期は、応募する方が、団体を選別する良い機会でもあります。
     今は、主要な団体は、公式ホームページを持っておりますので、それらを 比較検討し、真にご自分に合った団体を選ぶことが必要です。

     なお、旺玄会では、展覧会が開けなかった今年、モチベーションを失いかねない所属作家や出品者のために、旺玄会報「勇気づけ特集号」というのを発行しました。70人以上が執筆した分厚い会報ですが、その内容は意気軒昂そのもので、正にこのピンチをチャンスと捉えている作家の多いことに感心させられました。
     この会報は、若干残部がありますので、ご希望があれば、無料でお届けし ます。これから公募展を目指す方にも参考になると思います。
     ご希望の方は、ハガキか電話、電子メールで下記宛てに、郵便番号、住所、 お名前をお知らせ下さい。即刻お送り致します。
     なお、本HPの公募の頁からでも出来ます。
    (申込先)
    〒195-0054 東京都町田市三輪町58-25 片山聖三(旺玄会事務局長)
           電子メール:seizo.k1139@outlook.jp
    (旺玄会事務局)
    質問
     昨年ある公募展に出したら、2段掛けの上の方に展示されました。
     私としては、自信があったのですが、こんな展示をされるのなら、つまらないので、次から出品する気がしなくなりました。公募展の陳列はどのようにして決まるのですか。
    (埼玉 Y.U生)
    回答
     沢山の応募作品がある公募展の場合、全ての作品を1段掛けで展示することは難しいので、どうしても2段掛けが出て来ます。
     2段掛けの上の方に展示された場合、その下に展示された作品、左右の作品と、自分の作品を見比べて下さい。その結果、やはり貴方の作品の方が良いと思うのでしたら、別の会に出してみるという選択もあります。
     陳列については、団体によって、色々な考えからがあり、はじめの方の展示室に、幹部や代表的な作家の作品を並べ、一般出品者は、終わりの方の部屋にまとめて展示するという団体が少なくないことは事実です。
     こういう団体でも、初めの内は我慢しながら、次第に作品が認められ、やがて、会友になり、会員になって、良い位置に展示されるようになる、と言うのが一般的な傾向のようです。
     旺玄会では、非常に陳列に時間をかけるようにしています。それは、一般作家も含めて、隣り合う絵がお互いに生きるように、細心の配慮をするからです。
     その為、多くの部屋で、所属作家と一般作家が混在し、初出品でも出品した2点が並んで展示されることもあります。是非旺玄展にチャレンジして見て下さい。
    (旺玄会事務局)
    質問
     公募展に入選したと言っても、沢山の作品が並ぶ中で、1点だけしか飾って貰えません。それなら、仲間とのグループ展や個展にお金を使った方が得だと思うのですが、どうでしょうか。(東京 専門学校在学中)
    回答
     それは、あなたの志によります。貴方が絵を発表しようという志が何処にあるかによって、選択は変わってくることになります。
     「どうです、私は上手でしょう。」そんな自己満足の気持から展覧会に出品するのなら、個展やグループ展の方が沢山の作品が出せて、良いかも知れません。
     しかし、個展やグループ展を見に来て下さるお客様の数は、余程有名な方の場合は別ですが、限られた数になります。
     それに対して、一流の公募団体展には、東京キ美術館や国立新美術館といった最高の展示場で、会期中数千から数万の観客が来場し、美術評論家や有力な出版社、著名な画廊主などの目にとまる機会もあります。
     これまでの美術史に名を残した作家の多くは、こうした会場で認められた人達です。ある著名な作家は、「私は、所属する会に年会費を払っていますが、それには東京キ美術館の壁面をお金で私が展示するスペースを買っているという意味もあります。」と言っています。
     一流公募団体の展覧会で、東京キ美術館の壁面に飾られること、これは素晴らしいことなのです。たとえ、1回目に並んだところが意に沿わなくても、2回目、3回目とチャレンジする毎に良い場所に陳列される、これも大きな励みとなります。
     旺玄会は、出品者一人一人を大切にする団体です。一枚一枚の絵が生かされるよう、陳列には細心の配慮を行っております。
     意欲ある一般作家の旺玄展ご応募を心からお待ちしております。
    (旺玄会事務局)
    質問
     コンクールですと、高額の賞金が出ますが、公募展では賞金が出ても、少額なのが一般的だと聞いています。私達若者はお金がないので、賞金は大きな魅力です。公募展側で、賞金を見直して頂けないでしょうか。(千葉 アルバイト)
    回答
     お金がないといいますが、公募展で、若い出品者に対する優遇措置をとっている団体があることをご存じですか。
     例えば、旺玄会では、一般出品者の出品料は、3点まで9,000円ですが、25歳以下の応募者の場合、出品料は全額免除ですし、30歳以下の場合、半額が免除されます。
     仰るように、公募団体での賞金、賞品は何だ、こんなものかと言う程度のものが多いようです。価値のあるのは賞状です。
     素人集団ではなく、極めてハイレベルの作家が多い中で、賞を貰うと言うことは、自分の力量がそれだけ認められたと言うことで、励みとなるからです。
     また、賞を重ねると言うことは、会の中で注目度が上がることに繋がり、会内の地位も上がり、有名団体の所属作家として画廊などでも評価されるようになれば、画家としての将来設計にも有利に作用することになります。
     一方、コンクール展の場合は、首尾よく上位賞に選ばれ、高額の賞金を得たとしても、それはそれだけで、その後の保証があるわけではありません。  まして、落選した場合は、何も残りません。
     コンクールにチャレンジするにしても、先ず実力をつけることです。急がば回れ、先ず公募展での入選を目指しましょう。
     旺玄会は、「美術団体は、生涯教育の美術大学であるべきだ」という考えで、人材の育成に力を入れています。
     意欲ある人材のご応募をお待ちしております。(旺玄会事務局)
    質問
     先日、友人の個展に行ったら、友人の先生で、著名な団体〇〇会の審査員だという方から、「私が責任を持って入選させてあげるから、○○会に絵を出しなさい」と声をかけられました。
     入選させて貰えるのは嬉しいですが、その先生のお陰で入選させて貰うという点が引っかかって、決心がつきません。どうしたら、良いでしょうか。
    (静岡 M子)
    回答
     あなたの感覚は大変健全です。その先生も先生で、「私が責任を持って入選させてあげる」ということは、その会の審査が、情実で動かされていると言うことを告白しているようなものです。
     その先生との決別が、貴女自身の人生に大きなマイナスをもたらすもので無い限り、その先生のお誘いはお断りして、別な団体を目指すべきです。  例え落選することがあっても、絵は自分の力で描かなくては意味がありません。入選の喜びは、自分の努力の結晶で無い限り、ホンモノとは言えません。
     応募に当たっては、そうした情実のない、フェアーな団体を選びましょう。
     旺玄会は、創立時から、公平な審査を信条にしてきております。また、不幸にして選外となった場合も、出品作について、どの点が評価出来るか、今回力及ばず落選となったのは、どの部分が大きな減点要素となったかを、会の責任者から詳細に説明した文章が送られ、激励してくれます。
     そのアドバイスに従って、翌年入選すると言うケースも珍しくありません。
     いずれにせよ、絵は自分の力で描きましょう。(旺玄会事務局)
    質問
     美大で油彩画を学んでおります。就職のことが気になりますが、社会人になっても絵は続けようと思っております。その場合、団体に所属するか、無所属で行くか、迷っております。仲間は、団体に入ると、派閥や情実があるし、拘束されることが多いので、個展やグループ展を中心に、コンクールを狙うと言っておりますが、本当はどうなのでしょうか。(Y.B)
    回答
     かつては、派閥や情実がものを言う団体とか、いろいろとお金にまつわる噂のある団体などがあったことは事実ですし、今でも、皆無では無いと思います。
     しかし、一流と言われている団体の多くは、現在では、非常に民主的な運営が行われており、そういった弊害はなくなってきております。
     私達、旺玄会は、自らを、絵画制作に特化した「生涯教育の美術大学」だと考えております。一般の美術大学の場合、学部在学期間は4年、博士課程まで在籍して も9年ですし、教授陣も数名に過ぎません。
     それに引き換え私達の団体には、いろいろな専門分野、いろいろな画風を持った作家が大勢おり、指導者には事欠きません。
     永年絵を描き続けて行く過程では、いろいろな壁に当たることがありますが、そうしたとき、団体に所属する同輩や先輩たちの存在が、大きな力となります。
     ただ、団体には、いろいろな特色がありますので、その団体の展覧会を見たり、中にいる人の話を聞いたりすることによって、自分に合った団体を見つけることが大切だと思います。無論、旺玄会も是非候補団体に考えて下さい。
     そうした団体に身を置きながら、コンクールに挑戦するのも結構ですし、個展やグループ展の際には、団体の仲間から、いろいろな支援や助言を受けることもでき ますので、プラスになることが少なくないと思います。  (旺玄会 事務局)
    質問
     さる高名な洋画家の教室で絵を学んでおります。私は、どちらかというと写実的に描写する方ですが、先生から、「そういう描き方は、100年前に終わった。今ではそんな絵を描いては駄目だ。◯◯美術協会や、✕✕協会の絵を見てきなさい。」と言われ、◯◯美術協会と✕✕協会の展覧会に行って来ました。しかし、極端にデフォルメされた人物が並んでいたり、殆ど意味不明の形態が組み合わされていたりするだけの奇妙な絵の羅列で、私にはちっとも良いとは思えませんでした。そんなものを描かなければならないのなら、絵を描く気がしません。これは、私が未熟で、まだ絵が良く分かっていないからでしょうか。(A.M)
    回答
     それは貴方の先生が間違っています。確かに、19世紀に、写真術が実用化されることによって、それまでひたすら迫真の写実を求めていた画家が目標を失ったことから、絵画自身の言語を持とうとしていろいろな実験が行われました。その中でピカソの異常な成功もあって、凡そ1世紀に亘って、これまでの絵画を否定するような作品が所謂専門家にもてはやされるような風潮が続きました。
     現在もその延長線上にあるようで、一部の専門家たちは、こういう絵こそがこれからの絵で、自然再現的な絵は過去のものになったという主張を続けています。
     これには、ダーウインの進化論や、マルクスの社会進化に関する理論が絡んでいるようで、貴方の先生もこういう立場に立っておられると思います。
     しかし、このような考え方は、今日見直される傾向にあります。
     そういった絵が本当に進歩した絵なのかどうか。最近の展覧会をご覧になっても、満員になるのは、過去に死滅したはずのフェルメールとかラファエルロなどの絵です。
     つまり、良い絵とは、時代を超えて人々に感動を生む絵であり、新しければ良いというものではありません。
     確かに、単純に自然を再現するだけでは、つまらない絵になってしまうかも知れませんが、絵の基本は、まず写実からスタートすべきです。
     その上に立って、自分の想いや、自分の感じる美を表現するのに最もふさわしい方法を模索すべきであり、その過程で、様々な技法研究が必要になって参ります。
     私達の旺玄会には、いろいろな画風の作家が沢山おります。一度旺玄展をご覧になって下さい。その上で、しかるべき先生もご紹介いたします。
     ご自分を殺してまで、無理に現在の先生に従うことは無いと思います。
                                               (旺玄会 事務局)
    質問
     中年を過ぎた社会人です。若い頃から油絵を描いていて、今はカルチャースクールの日曜日の教室に通っておりますが、いつまでも素人仲間と趣味で描いているのが物足りなくなりました。
     どこか公募展の門を叩くか、コンクールで腕試しをしたいと思っていますが、その際に考えておくべきことがありましたら、ご教示下さい。(I.H)
    回答
     何でもそうですが、上達したければ、自分より格上の人達と接することです。こと絵に関しては、自分と同レベル以下の人達と接するだけでは、決して上達しません。その意味では、是非公募展を目指すべきです。
     その場合、自分に合った団体を探す必要があります。現在教わっている先生が所属している団体を目指すというのも一つの選択ですが、これは良し悪し両面あり、基本的にはあなたの作風と、会の性格が合っていることがより重要です。
     その為には、名の通った公募団体をいろいろ見比べることです。
     その際、旺玄展もぜひご覧下さい。旺玄展には具象から抽象までいろいろな絵が並んでおりますし、それぞれの分野の専門家に事欠きません。
     会のモットーは、「画の探求、我の調和」で、絵はとことん追求するが、中にいる人の中では無用な軋轢の無い団体、言いかえれば、絵には厳しく人には優しい団体 です。是非、検討の対象に加えて下さい。
     また、コンクールは、団体に属しながら参加出来ますが、これは、団体以上に性格がハッキリしていますので、どんな作品が評価されているか、審査員はどういうメンバーか、良く吟味することです。
     どんな優れた絵も、傾向が違えば受賞どころか、入選も出来ません。傾向が違うところで、入選出来なくても、ちっとも恥ではありませんが、落選すると、気分が悪くなりますので、事前に傾向だけは、よく調べておきましょう。   (旺玄会 事務局)
    質問
     私は、水彩画の団体に所属していますが、同じ会場で油絵と並べて見たい気がしています。しかし、団体に所属すると他の団体には出せないというルールがあると聞きました。私のようなものが旺玄展に出品することは可能でしょうか。(S.T)
    回答
     一般的にどの団体も、所属作家が他の団体に出品することは禁止しているようです。但し、それは同種の団体に限られるようで、旺玄会の場合も、旺玄会と同種、同格の団体、つまり、油彩画団体や油彩を中心とした総合絵画団体に出品することは、原則禁止しておりますが、水彩画の団体、パステル画の団体、日本画の団体、版画の団体に出すことは禁止しておりません。恐らく、貴方の所属する団体でも、油彩画の団体に出すことは禁止しておられないと思います。
     旺玄会にも、優れた水彩画家は大勢いますし、貴方が旺玄展に出品されることを心から、歓迎いたします。  (旺玄会 事務局)
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